加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)は、アメリカやヨーロッパなどの欧米で成人の社会的な失明原因(真っ暗になる失明ではなく、見える範囲の中心部の視力が失われる状態です)の第1位の疾患です。年をとることによって起こってくる病気ですが、はっきりとした原因はよく分かっていません。全身疾患(高血圧や心臓血管病)、喫煙、栄養状態、遺伝などが関係すると考えられています。わが国でも患者数は増加傾向にあり、男性は女性よりも約3倍かかりやすいといわれています。
一般的には、この「加齢黄斑変性」という病名はよく知られていませんが、ここでは加齢黄斑変性の症状や検査、治療について簡単に説明しています。分からないことがありましたら、外来担当医師に気軽にお尋ね下さい。